ゆでながら考える

ただの日記です

2022/2/8の日記

【まつ毛】
どちらに似たのか娘がとてもかわいい。全体としては誰にも似ていないくらいかわいいのだが、パーツごとに見ると父母やそれぞれの祖父母にも少しずつ似ているから家族的類似は不思議である。まつ毛が長いところが特にかわいい。誰の遺伝かと思って調べてみたら妻よりも自分のほうがまつ毛が長いようだった。おじさんが鏡をしげしげと見るのも不気味だけど、自分にかわいい要素があったのかと思うと嬉しくなっちゃうね…
【絵本】
図書館で絵本を借りて、娘に読んであげている。3ヶ月でも意外に通じるもので、しろくまちゃんのホットケーキが面白いみたい。しろくまもホットケーキも見たことがないのに面白く感じるのはなぜなんだろう?大人がSF読んで楽しめるのと同じようなものかしら。

【ヘイル•メアリー】
Twitterのタイムラインで激賞されていたSF小説、プロジェクト•ヘイル•メアリーを読んだ。いやー面白かった…人生で読んだ本ベスト10に入るかも。科学的に厳密なハードSFでありながら、異星人との異文化コミュニケーションが裏テーマだった。異常に言語が得意な冒険家の高野秀行さんが褒めていたのがわかる。
あまりに面白かったので映画オデッセイの原作である火星の人も立て続けに読んだ。映画はインターステラーみたいな宇宙の話を期待したらひたすらジャガイモ栽培してた記憶しかないのだが、小説ではジャガイモはあまり重要ではなく、限られた資源からどうやって脱出に必要な水や酸素をクラフトするかという話だった。火星の人も十分面白いのだが、プロット(ここでいうプロットとは出来事を時間軸から一旦取り出して再構成した物語という意味)や科学的厳密さとロマンの組み合わせが、ヘイル•メアリーはとんでもない水準にある。おすすめです!